2011年11月24日木曜日

本サイト更新情報

東日本大震災での手記を頂きました。
本サイトでご確認いただけます。

東日本大震災の手記

手記の投稿ありがとうございます。

2011年11月23日水曜日

千の風になって

私は天邪鬼なのか、ブームといったものが苦手です。
なので「千の風になって」が流行った際に耳を傾けはしませんでした。

でも、最近目にする機会があって色んな翻訳を読ませていただいた際に、確かに心の中に入ってきました。

tagoshuさんの訳です

私はあなたの中にいる。だから、私は死なない
だから、あなたが感じる全てを、私も感じることができる
あなたが大切にしている全てを、私も一緒に大切にしていくことができる
だから、私のお墓の前に立ちつくして泣かないで
一緒に風を感じよう

私があなたの中にいるように、あなたも誰かの中にいる
その誰かの中には、私もいるということ
だから、私は死なない
世界の全てと繋がっているこの風が
決して途絶えることがないのと同じように

目を閉じて、風と共にいろんな事を想像してみました。

心の中で感じる事・・・共に過ごした時間を想像するだけで支えになるときがあります。
辛い・悲しい思いを超えて、これから先も心の中でですが共に生きていきたい。
そう思いました。
季節を感じ、自然を美しいと感じる時が訪れますように・・。

2011年11月18日金曜日

沢山の思いを頂きました

先日NHK神戸放送局さんのほうでhand in handの取り組みを取り上げていただきました。
訪問者が増えたのもそのおかげだともいます。

まだまだ、小さい活動なのですが、阪神・淡路大震災で被害に遭われた方からの手記を頂き、そして読ませてい頂き沢山涙を流したと同時に、本当にありがたいと思いました。

塩釜での被害は小さいのですが、それゆえ私なんかが弱音を言えない・・・
といった部分も見えながらも、周囲の被害のなかった方と比べ「どうして私だけが・・・」
といった感情もあるようです。

地域に留まらず、東日本大震災という枠に留まらず、「思いやり」といった純粋な思いで今回やり取りできた事が本当に嬉しく、得るものが沢山ありました。
阪神・淡路大震災の手記を読んで、見えない未来に希望が出たとの声も聞かれました。

私自身、自分の経験から一人走りしてきた部分もあり、悩みもあったのですが、
今回の放送を期に、東日本大震災の方と阪神・淡路大震災の方との係わり合いの意味も小さいながらも感じ取れましたので、今後の活動に勇気をもって望んでいきたいと思います。


hand in hand の活動も 阪神・淡路大震災などの手記が集まり次第、こちらでの活動も進めていこうと思っていたので、少しづつ皆さんの手記を思いを伝えていけたらと思います。

本当に、皆さんからの思いは想像以上に深く、温かく、支えになることでしょう。
東日本大震災の方にとって、まだ、まだ、事実に向き合うのには辛く感じる方は沢山いると思いますが、見守る事の大切さは必要だと思います。それまで、私なりに出来る事進めていきたいと思います。

東北は寒さが厳しくなってきました。
当時と同じ気温を肌で感じると、蘇る部分もあると思います。
少しでも、心安らぐ時がありますように。

ありがとうございます。

2011年11月12日土曜日

本サイト更新情報

阪神・淡路大震災の方の手記が届きました。
本サイト hand in hand にてご確認いただけます。

息子夫婦が被災で亡くなられたという事です。
こうして、辛い・悲しい手記を頂く事で、大切に丁寧に活動して行こうと改めて思います。
本当にありがとうございます。

振り返る

最近、色々な事を思い返すきっかけがありました。
初めて流産したときの事、私の頭の中は「私」と「失った子供」だけの悲しみの世界でした。
笑う事も、美味しいものを食べるのも、嬉しい事もこれからだったのに。
代わってあげたかった、私が苦しみを背負ってあげたかったと自分自身の存在が居てはいけないもののように感じていました。
悲しみの最中でもお腹は空くし、食べれば美味しいと感じる事も悪いように思えて、
私の命が代わりになればよかったのに・・・と何度も思いました。

でも、そんな私の横には夫がいました。
両親がいました。
皆心配してくれていました。
私の命もまたかけがえのないのもだと気付きました。

生きるというのは本当に大変な事だと思います。
つながりの中で生きているという事、
改めて思い返していました。

寒きなって来ました。
お体お気をつけください。ご自愛していただければと思います。

2011年11月3日木曜日

津波のばかやろう

塩釜のとあるアパートの前に未だに、
「津波のばかやろう」と書かれた看板が置いておあります。

震災は自然相手なので怒りの矛先がありません
この看板が気持ちよく感じるのは、
正直な気持ちの現われだからでしょう。

昨日、冬に向かうきれいな青空を見上げました。
飛行機雲も横切り、思わず息をのみました。

自然は壮大で、美しいものであり、怖いもの、恐ろしいものでもあります。
なかなか普段の暮らしでは、自然の恐ろしさを感じる環境にありません。
今回の震災では憎らしい自然でしたが、癒してくれるのも自然の力。
不思議です。

私の被災した知人で、
「不謹慎かもしれないけど、土嚢袋で囲まれた水溜りに映る満月が綺麗だった」と言っていました。

3.11の夜、空は火災の日で赤くなっており恐怖を覚えましたが、一方で塩釜でこんなに綺麗な星を眺めた夜もなかったと思い出しました。



未だに太平洋の海を眺めるのが出来ません。
私以上に見ることの出来ない方が沢山いると思います。
そのうちに、海を眺められる日が来るのでしょうか・・・


2011年11月2日水曜日

沢山の思い

子供が先に往くというのは、親にとってというより人間にとって一番辛い事のように思います。
何を差し置いても、守るべきものを失った事への責任が自分自身に降り注いできます。

私も妊娠4ヶ月で子供を失ったとき、自分が代わりたくて、代わってあげたくて、自分が生きているのが嫌になるくらいでした。
でも、(4ヶ月でもきちんとした形をしているのですが)産んだ娘の顔が、本当ににっこりと笑って、それはもうかわいくて仕方がない位の表情でした。
お腹の中で苦しかっただろうに、生きたかっただろうにと思う反面、あの笑顔を見ると、私も頑張らなくてはいけないと心の中で思った事がありました。
あの子の分まで「生きる」という事にきちんと向き合おうと。

実際は、泣いて・泣いて・めげて・頑張ろうか・でも駄目・泣いて・泣いて・頑張ろうか・・・・

位の頑張りでしかなかったような気がしますが。

当時の思いの詩をまたご紹介

ありがとう

ごめんね」と
言いたくてもいえなくて
何度自分を責めただろう

「ごめんね」と
言いたい時にもういない

後悔ばかりが表立ち
何度も自分を責め立てた

でもね、声が聞こえたの
確かに声が聞こえたの

「もういいよ、泣かないで」って声がした

悲しい顔は見たくない
僕のせいでなかないで
笑った笑顔がみたいから
もう責めないでねっ、ママ

涙がほほをつたった
前とは違う涙の色
ごめんねからありがとう

明るく笑顔を見せてみた
あなたのママになれたこと
心からのありがとう


こうして、色んな思いをメモ帳に綴っていました。
それも、これも子供たちとの思い出の時間だと思っています。