ポストを覗いてお手紙がとど来た日は、ドキドキしながら封を切ります。
手紙からは沢山の想いが感じ取れ、こうしてお手紙を頂く事はありがたいと思っております。
先日届いたお便りから一部ご案内....
11月17日は阪神大震災から17年10ヶ月でした。
息子達の月命日であり お花を替えたら
早いな、、、、、、
と ありました。
この方は、毎年「1.17希望の灯り」に参加されていて、
1月16日から17日にかけて遺族、ボランティアの方達と同じテントの中で
5時46分をむかえられるそうです。
寒空の下、年齢的な事もあり、いつまで参加できるかの不安を抱え
なんとか元気を保ちながら、語り合えるのを楽しみにしているそうです。
1.17が終わらないとお正月が来ない......
そんな手紙を読みながら、
18年間花のお水を替える姿を想像し....
毎年の語り明かすテントの中を想像し....
そして阪神大震災の様子を想像し.....
人間、乗り越えられない試練は与えられないとは聞くものの
18年間を思うと胸が張り裂ける想いがします。
この方の1.17の希望の灯りの中での遺族との繋がり
それが、楽しみでもあり支えでもあるように思えます。
東日本大震災のご遺族の方にとっても、遺族との繋がりの場所があることを祈っています。
この、『希望の灯り』は陸前高田のほか、岩手県大槌町と福島県南相馬市にも分灯されている。
東日本大震災:「思いは一緒」希望の灯り、神戸から大槌に
(毎日新聞から 2012年11月12日 19時42分)
阪神大震災の被災地・神戸市でともされている「1・17希望の灯(あか)り」が、東日本大震災から1年8カ月を迎えた11日、岩手県大槌町の高台に 分灯された。既に神戸市から分灯されている福島県南相馬市と岩手県陸前高田市の「灯り」も大槌に集まり、震災発生時刻の午後2時46分、被災者らがガス灯 に点灯した。
大槌町を支援してきた「敦賀みなとライオンズクラブ」の清水直喜さん(40)=福井県敦賀市=が発案。 実現に奔走した同町のコンビニエンスストア経営、田中幸郎さん(55)は「阪神・淡路の被災者も我々も、希望を願う思いは一緒です。町民のよりどころにな れば」と話した。
台座には、人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった大槌湾に浮かぶ同町のシンボル・蓬莱(ほ うらい)島が描かれた。NPO「阪神淡路大震災『1・17希望の灯り』」代表の俳優、堀内正美さん(62)は「損失と悲嘆を前に、被災者は再生に向けて、 寄り添って歩んでいく必要がある。そんな思いを結び、つないでいきたい」と語った。