2011年11月3日木曜日

津波のばかやろう

塩釜のとあるアパートの前に未だに、
「津波のばかやろう」と書かれた看板が置いておあります。

震災は自然相手なので怒りの矛先がありません
この看板が気持ちよく感じるのは、
正直な気持ちの現われだからでしょう。

昨日、冬に向かうきれいな青空を見上げました。
飛行機雲も横切り、思わず息をのみました。

自然は壮大で、美しいものであり、怖いもの、恐ろしいものでもあります。
なかなか普段の暮らしでは、自然の恐ろしさを感じる環境にありません。
今回の震災では憎らしい自然でしたが、癒してくれるのも自然の力。
不思議です。

私の被災した知人で、
「不謹慎かもしれないけど、土嚢袋で囲まれた水溜りに映る満月が綺麗だった」と言っていました。

3.11の夜、空は火災の日で赤くなっており恐怖を覚えましたが、一方で塩釜でこんなに綺麗な星を眺めた夜もなかったと思い出しました。



未だに太平洋の海を眺めるのが出来ません。
私以上に見ることの出来ない方が沢山いると思います。
そのうちに、海を眺められる日が来るのでしょうか・・・


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