2014年8月16日土曜日

お盆

今日でお盆は終わりました。
送り火をして御霊はお帰りになっていきました。

東日本大震災から4回目のお盆。
皆さんどのように迎えられたのかなと考えておりました。
少しずつ落ち着いた生活も整いつつある中で、お盆を迎えるにあたり
また蓋をしていた悲しみと向き合う難しさもあるのではと思っておりました。

宗派や風習で違うのかもしれませんが、お盆は「亡くなられた御霊が子孫のもとに訪れ交流する」行事の名残だそうで、迎え火をたいてお迎えしたりするこうした風習は、亡くなった人を忘れるというのではなく、亡くなった人の居場所を作る、思い出すといった大切な役目を果たしているのだと感じます。

八月は終戦の日もあるので、命をテーマにしたテレビも多く放送されます。
またNHKの「花子とアン」では息子:歩くんがなくなるシーンもあり、見るのが辛かったのですが花子の気持ちも知りたく見ていました。

「歩ちゃんにしてあげたかったことを、多くの子供たちにしてあげよう」というような言葉があったと思いますが、私もそんな事思ったなと見ていました。
花子さんとは比べ物になりませんが、私も亡くした子供たちから与えられた多くの母性を、別の子供たちにできる事をしてあげようと奮闘した時期もありました。そんな思いが一本の柱になって支えてくれたのかもしれません。