2012年12月17日月曜日

許すということ

許すということを知ったら
重かったかなしみが
少し軽くなった

もっと
もっと許そう
私だって数え切れないほど
たくさん
許されているんだもの

~星野富弘さんの詩より~


またまた好きな詩の紹介です。

最近、私がこうしてブログに向き合ってる時間が多いのは...
きっと阪神大震災の方が1.17を迎える日が近づいているからだと思います。

沢山の思いが蘇り、沢山の想いに共感し、色々な事を感じています。
悲しみは、怒りにも直結する時があります。

仕方のないことですが、怒りを持つと気持ちが楽な時もあるし、
怒りが生きる支えになる事もあります。

でも・・・凄く疲れるのが本当のところだと思います。

私も怒りから、仕方のないことなのではないだろうか.....
と思えるようになったとき、

気持ちが楽になりました。


そして純粋に悲しみと向き合えるようになり、優しさに変わっていったように思えます。


そんな事を思い出させてくれる詩でした。

私の好きな作家に三浦綾子さんがいます。
富弘さんといい、綾子さんも病状に伏せてからキリストの洗礼を受けています。

私はキリスト教ではありませんが、苦しい時、悲しみの淵にいるときに
言葉や教えというものにすがりたくなる気持ちは分る気がします。
お墓参りにいくときの、お寺の掲示板に張られている、
お坊さんの言葉にも毎回ハッとさせられていています。

悲しみや苦しみは、小さな事に気付ける心でもあるのだと思いました。

2012年12月16日日曜日

仕方のないことなのだけど・・・

傷つく言葉を言っていないだろうか?
表情はどうだろうか?
ご遺族の方と話す時、きっと私の心は伝わっていると思う。


昔の私もそうだったから。

相手の表情に敏感になっているので
遠慮をしている気持ちはすぐに気付いてしまう。

普段おちゃらかな私は、相手を困らせないようにと
「前向きに頑張っているのよ」という
「すごいね、私には真似できない・・・」
そんな、無理をする自分が苦しくて、心の扉を開けない私は、
なんでも話せるネットの世界で生きていた。

顔色を伺わなくて良い世界。
そして、同じ境遇の人がいる空間に安らぎを感じた。

悲しみを共有できないのは仕方のないことだと思っている。
でも、その時は苦しかった。
無事に産む事が出来なかった私にとって
「お産って、痛いんだって~」
と話す友人の悩みや不安が、幸せな悩みの思えて、
 にこやかに過ごさなければいけない空間から脱出したかった。

毎日を過ごしながら、同じような周りとの関係を保ちながら、
悲しみを抱えていく難しさを思い出していました。



2012年12月14日金曜日

心の支え

あなたたちへ
リンクを張らせて頂いているブログです
心の内を正直に綴る日記で、いつも読ませていただいております。

13日の日記がありました。
http://mecyasukiyanen.blog.fc2.com/blog-entry-279.html

色々な事が思い返されました。
自分の話ばかりですが、流産をした時、看護師さんが
「今は悲しいけど、お腹の中にいた幸せな時間もあったはず」

当時は悲しくて、悲しくてそんなこと考えられませんでした。
でも、一年が過ぎ..少しずつ現実を受け入れていくようになった頃
あの子の存在は私にとって幸せを運んでくれた。
短い時間だったけど、大切にしようと、忘れそうな幸せな時間。
もっと、お腹の中に声を掛ければよかったと後悔したあの時間も
大切な時間として胸に刻んでいます。

そんな思いを思い出させてくれたまっぴいさんの日記でした。

当時は、悲しみの共感を求めていたような気がします。
思いっきり泣いては、出口の見えない悲しみの中でも
泣く時間が心のバランスを保つ方法でした。



あの子との幸せな時間。
そう思えるまでには時間がかかると思いますが
私にとっては一番の支えになっている思いかもしれないと
思い出していました。