2014年1月17日金曜日

阪神大震災から19年

17日。
今日は阪神大震災から19年が経ちました。

私の知っている阪神大震災はほんの少しです。
でも、東日本大震災を経験し、恥ずかしながら始めて目を向けるようになりました。


手紙のやり取りをさせていただいている方は
東遊園地で開かれる「阪神淡路大震災1.17のつどい」に参加できると嬉しそうに連絡がありました。去年は体調が悪く参加できなかったが、ここで息子さんの話をしたり、同じような経験をされた方々の元気な姿を見るのが勇気になるそうです。
そして、年々年を重ねていくことでご自身の体調もいつまで元気に入れるか。。。少しでも長く生きて息子を供養していくことが目標だと以前の手紙にもありました。


昨日はあさイチという番組で

絵本「優しいあかりにつつまれて」
が紹介されていました。

― 阪神大震災で一歳半のしょう君をなくされたママが、成人式を迎えるしょうくんに、しょうくんの想いを綴った絵本を用意することになったという話と、東日本大震災で8ヶ月の息子さんが行方不明のママが、娘に伝えるために書いた、二話収録となっています ―

 公式HP http://yasashiiakarinitutumarete.web.fc2.com/

当時は笑うことも悪いと思っていた。自分が生きていることに罪悪感を感じていたとおっしゃっていたママが、今笑顔でいることは娘さんの為にしょうくんの為だとおっしゃっていたことがすごく印象的でした。ママがしょうくんと会うときに色んな話が出来るように一生懸命に生きるとおっしゃっていたことも心に残りました。

私も、子供を失ったばかりのときは、自分が死ぬことばかり考えていました。自分が代わりになればよかったと。。。このママがこう思えるようになったのは、19年という時間ではなく、19年の間にかかわった人たちのおかげなんだとも言っていました。
人との関りは時として辛く苦しい時もありますが、温かく包んでくれる方が身近にいるということも大切なんだと思います。

今日は色々な思いに包まれながら、まずは亡くなられた方のご冥福をただただ祈り、そしてつなげていけるものがあれば、つなげていきたいと思いました。