2012年8月30日木曜日

想像を超えた話。

この活動を始めるきっかけは、震災当時、阪神大震災で奥様を亡くされた、藤本さんの体験談を通したメッセージを目にしたことから始りました。

それから、1年半余りメールのやり取りをさせていただいたのですが、
こちらにいらしていただく事になり、今回会うのが始めて。
率直にメールでは聞けない、当時の思いやそれまでの経緯を聞いてみたいと思っておりました。
 
私自身、これからの活動について悩むところもあったので、お話を聞き何か感じる事が出来るのではないかと考えておりましたが、優しい口調から出てくる言葉とはまったく違う壮絶な過去に、はじめはただ聞き入るだけでした。

何時間も掛けて奥様を瓦礫から運び出した事、ご遺体をすぐには火葬できなかったこと、避難所生活での心の傷など、報道ではまったく耳に出来ない内容が、遺族の方には実際に身に降り注いだ現実を聞くことが出来ました。理解は出来なくても、状況は分ってもらえ、理解につながるものではないかとお話してくださいました。

辛い過去をお話していただき、また遺族の立場からの色々なお話に勇気を頂きました。
よく噛み砕いていこうと思っていますが、大切なものを手渡された気がします。


2012年8月24日金曜日

人の涙。

小さい頃から、私は人前では泣かない子だった。
泣くとかっこ悪いような、悔しいような気がするから。
でも、すごく泣き虫で、隠れて泣いたり、テレビで泣いた時は隠れていたりした。

大人になってからは、涙腺がさらに弱くなり、絵本を読んでは泣き
テレビでも、映画でも号泣する始末。
でも、おなかの中で子供の心臓が止まっていると聞いたとき
待合室で妊婦さんに囲まれ、人生で一番というくらい涙を我慢した。
そんな私の目の前で看護師さんが涙を流し
「あなたは強いのね・・・」
といった時、泣いてたまるかと思った。
病院を出た瞬間。抑えていた涙が溢れ、すれ違う人が私を見ていった。

落ち着いてからは、私の涙が気を遣わせるのではないかと思い、
その後も子供のことについては人前では涙を流さない。

自己防衛なのかもしれない。

勿論、今回の事でご遺族の方の話を聞く際も
涙は見せないようにとしているが、それがいいのか悪いのかは分らない。
でも、家に帰って改めて考えると、沢山の涙が溢れてくる。

私はおなかの中の話だったので、多くの人は知らないから幾分楽だったのだろうと思うけど
3.11のご遺族の方は震災もあり、多くの方のつながりもあり大変なんだろうと思う。
お盆の季節も、沢山の親類とのやり取りの中で、自分の気持ちを偽り社交辞令でものを話す。
必要な事かもしれないけど、皆さんどのように過ごしたのだろうか?
色々とブログを読ませていただきながら、頷き、頷き、頷く事しかできなかった。

もし、つぶやきたくなったら、掲示板等ご利用くださいね。


2012年8月14日火曜日

読んでみたい

雅人ママさんのブログで紹介されていました。
http://masatomama.blog.fc2.com/blog-entry-646.html

遺族の方の思いを綴った本&絵本

是非読んでみたいと思いました。

読んで、沢山の方の想いに触れてみたい。
そして、その場に生きたものとして震災を考えてみたい。