2012年2月24日金曜日

もうすぐ1年。

もう少しで1年が経とうとしています。

節目節目で、色々な想いが蘇ってくると思います。
1周忌という事で法要や、親戚と顔を合わせる時期です。

きちんと法要を済ませてあげたい気持ちと、まだ整理のつかない気持ちとあると思います。

阪神大震災の遺族の方とのメールのやり取りからご紹介いたします。




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■たかいさんから 
私は、最初の1.17を迎えるのがとても怖くて
秋の気配(冬を連想させるので)を感じたころから
イライラが 強くなっていた気がします
そして、
その日、その時間に 息子が帰ってくると信じて
その時間を待っていた気がします

でも、息子は帰ってきませんでしたが。

1年目は、息子のことを覚えていてほしい
そういう思いが強かったです

友達に、震災の時のお礼のお手紙と
息子を忘れないでくださいというお手紙を
お礼の品物を添えて出しました

その作業をすることで
その日が来る恐怖や不安を紛らわせていた気がします

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他にもご協力いただける方が増えたのでゆっくりご紹介していけたらと思います

1 件のコメント:

たかい さんのコメント...

すずりんさん
私の当時の想いを紹介してくださってありがとうございます。

東日本大震災で辛い経験をされた方たちにとって 3.11が近づくこの時期は 言葉では表現できない苦しみや悲しみでいっぱいになると思います。
周りからは、もう一年たつから、ちょっとは落ち着いた?と聞かれ傷ついたり やっぱりわかってもらえないんだと 自分の殻に閉じこもったりと 時間とともに 悲しみや苦しみを表面に出すことができなくなり(時間が、癒してくれるという時期ではないと思うので)自分の中でいろんな想いがぐちゃぐちゃになってしまう人も多いと思います。
前向きな気持ちも、後ろ向きな気持ちも受け止めてくれるそんな友達の存在が、今の私になるための原点だった気がします。
1年目のころは、この先どうやって生きていけばいいんだろう?生きていくことが、死んでしまうことよりも辛いと感じていた時期でもありました。
復興に向かう流れについていけず、苦しんでいる方たちのことを思うととてもとても心が痛みます。

私にできることを考えてきた1年間です。まだ、何ができるのか見つけられずにいますが、こうやってここで自分の経験 たった一人の経験ですが お話しさせていただいて それが お役にたてるのであれば、とてもうれしく思います。

辛い経験をされた方が、天国に旅立った大切な人を想う気持ちによって 大切な人の笑顔に向かって 一歩を歩き出すことができる日が来ることを心より願っています。