2012年8月30日木曜日

想像を超えた話。

この活動を始めるきっかけは、震災当時、阪神大震災で奥様を亡くされた、藤本さんの体験談を通したメッセージを目にしたことから始りました。

それから、1年半余りメールのやり取りをさせていただいたのですが、
こちらにいらしていただく事になり、今回会うのが始めて。
率直にメールでは聞けない、当時の思いやそれまでの経緯を聞いてみたいと思っておりました。
 
私自身、これからの活動について悩むところもあったので、お話を聞き何か感じる事が出来るのではないかと考えておりましたが、優しい口調から出てくる言葉とはまったく違う壮絶な過去に、はじめはただ聞き入るだけでした。

何時間も掛けて奥様を瓦礫から運び出した事、ご遺体をすぐには火葬できなかったこと、避難所生活での心の傷など、報道ではまったく耳に出来ない内容が、遺族の方には実際に身に降り注いだ現実を聞くことが出来ました。理解は出来なくても、状況は分ってもらえ、理解につながるものではないかとお話してくださいました。

辛い過去をお話していただき、また遺族の立場からの色々なお話に勇気を頂きました。
よく噛み砕いていこうと思っていますが、大切なものを手渡された気がします。


0 件のコメント: