2012年8月24日金曜日

人の涙。

小さい頃から、私は人前では泣かない子だった。
泣くとかっこ悪いような、悔しいような気がするから。
でも、すごく泣き虫で、隠れて泣いたり、テレビで泣いた時は隠れていたりした。

大人になってからは、涙腺がさらに弱くなり、絵本を読んでは泣き
テレビでも、映画でも号泣する始末。
でも、おなかの中で子供の心臓が止まっていると聞いたとき
待合室で妊婦さんに囲まれ、人生で一番というくらい涙を我慢した。
そんな私の目の前で看護師さんが涙を流し
「あなたは強いのね・・・」
といった時、泣いてたまるかと思った。
病院を出た瞬間。抑えていた涙が溢れ、すれ違う人が私を見ていった。

落ち着いてからは、私の涙が気を遣わせるのではないかと思い、
その後も子供のことについては人前では涙を流さない。

自己防衛なのかもしれない。

勿論、今回の事でご遺族の方の話を聞く際も
涙は見せないようにとしているが、それがいいのか悪いのかは分らない。
でも、家に帰って改めて考えると、沢山の涙が溢れてくる。

私はおなかの中の話だったので、多くの人は知らないから幾分楽だったのだろうと思うけど
3.11のご遺族の方は震災もあり、多くの方のつながりもあり大変なんだろうと思う。
お盆の季節も、沢山の親類とのやり取りの中で、自分の気持ちを偽り社交辞令でものを話す。
必要な事かもしれないけど、皆さんどのように過ごしたのだろうか?
色々とブログを読ませていただきながら、頷き、頷き、頷く事しかできなかった。

もし、つぶやきたくなったら、掲示板等ご利用くださいね。


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