「あなたたちへ」から
阪神大震災で天国へ旅立った息子
の日記を読みました。
今回、家族を失った人にとって
家族を失った人生は、まだ始まったばかり
家族を失った人生は、まだ始まったばかり
そんな思いをする人が 亡くなった人の数の何倍もいるということ
という言葉にハッとさせられました。
亡くなった人の数の多さに驚きましたが、悲しみを背負って生きていかなければいけない方が
その数の何倍もいるんだという現実を再確認させられました。
もしかしたら、悲しみを抱えて生きるという事は、死ぬ事よりももっと辛い事なのかもしれない。
そして、その生きるという事が、亡くなった方にとっては手の届かなかった願いだったのだから
絶対に手放してはいけないものだと思う。
思うけど、、、、私はお腹の中で息子を失った時、自分も死にたいと思った。
でも、同時に自分の命も失ってしまっては、同じように親、夫を苦しめるという事に気付き
思いとどまった。
昔、涙のバケツの話を兄に聞いた記憶があった。
悲しいとき涙を流して、涙のバケツが空っぽになると、人は笑いまたバケツに水を汲む。
バケツが一杯の時は笑っている証拠だし、空っぽになる頃にはまた笑いたくなるものだ。
そんな言葉を思い出してみるものの、当時は毎晩布団をかぶって涙を流した。
とっくに空っぽになるはずだと思っていたが、私の涙は枯れなかった。
相当大きいバケツだと思った記憶があります。
まさか自分が、子供を失うなんて思いもしなかったし
失ってから、悲しみに向き合っている人の多さに驚いた。
今回の震災で、どれ程の人が今夜も涙を流しているのだろう・・・
そう思うと、胸が張り裂ける思いです。
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