2012年7月4日水曜日

あなたたちへ から

いつも、時間が空いたときにお邪魔するブログ
「あなたたちへ」から
阪神大震災で天国へ旅立った息子
の日記を読みました。

今回、家族を失った人にとって
家族を失った人生は、まだ始まったばかり

今の混乱期の次に来るのは 深い悲しみ
そんな思いをする人が 亡くなった人の数の何倍もいるということ

 という言葉にハッとさせられました。

亡くなった人の数の多さに驚きましたが、悲しみを背負って生きていかなければいけない方が
その数の何倍もいるんだという現実を再確認させられました。
もしかしたら、悲しみを抱えて生きるという事は、死ぬ事よりももっと辛い事なのかもしれない。
そして、その生きるという事が、亡くなった方にとっては手の届かなかった願いだったのだから
絶対に手放してはいけないものだと思う。
思うけど、、、、私はお腹の中で息子を失った時、自分も死にたいと思った。
でも、同時に自分の命も失ってしまっては、同じように親、夫を苦しめるという事に気付き
思いとどまった。

昔、涙のバケツの話を兄に聞いた記憶があった。
悲しいとき涙を流して、涙のバケツが空っぽになると、人は笑いまたバケツに水を汲む。
バケツが一杯の時は笑っている証拠だし、空っぽになる頃にはまた笑いたくなるものだ。

そんな言葉を思い出してみるものの、当時は毎晩布団をかぶって涙を流した。
とっくに空っぽになるはずだと思っていたが、私の涙は枯れなかった。
相当大きいバケツだと思った記憶があります。

まさか自分が、子供を失うなんて思いもしなかったし
失ってから、悲しみに向き合っている人の多さに驚いた。

今回の震災で、どれ程の人が今夜も涙を流しているのだろう・・・
そう思うと、胸が張り裂ける思いです。



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