2011年10月29日土曜日

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東日本大震災:愛する家族失った人の力に 来月セミナー

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111030k0000m040082000c.html

(毎日新聞) 2011年10月29日 21時45分 

子どもを亡くした親でつくるNPO法人「大空の会」(東京都東大和市)が11月3日、仙台市内で「死別体験者のための癒しのセミナー」を開く。都内で毎月、思いを語り合うセミナーを開いており、今回初めて被災地に出向く。震災犠牲者の遺族らに広く参加を呼びかけている。

会は02年に設立。事故や病気、死産などで子どもを亡くした親たちが集まり、定例セミナーでの懇談を通し、互いの思いを分かち合っている。故人の思い出を語りながら涙する人もいるが、趣味やペットなど明るい話題にも及び、笑顔に包まれるという。
 瀬野彩子会長は「生きていくには笑いも必要。悲しむだけの会にはしたくなかった」と話す。瀬野さん自身も99年に長男(当時3歳)を交通事故で亡 くし、「もう立ち直ったの」「いいかげん忘れたら」など周囲の言葉に傷ついたという。瀬野さんは電話相談にも応じており、震災による津波で家族が流された 男性は、電話口で自分だけが生き残ったことを悔やみ、「本当にいい子だった」と感謝を繰り返したという。「つらさは経験者にしか分からない。震災で愛する 家族を失った人に、ぜひセミナーに参加してほしい」
 3日13時半から、仙台市青葉区五橋2の市福祉プラザ。子どもとの死別に限らず、親族や知人を亡くした人も参加できる。参加無料。要予約。問い合わせは電話042・562・6803、メール(oozoranokai38@yahoo.co.jp)。

 

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